デロイトトーマツの福利厚生は?業務内容や年収、働き方を解説
2024.11.21
デロイトトーマツへ転職するには?転職難易度や選考プロセスについて解説
2024.11.18
デロイトトーマツの評判は?年収や転職難易度について解説
2024.11.14
アクセンチュアは、テクノロジーの最前線でビジネス革新を推進する世界有数のコンサルティング企業です。総合コンサルティング、テクノロジーソリューション、アウトソーシングサービスを提供し、グローバルに事業を展開しています。
本記事では、アクセンチュアの強みと企業の求める人物像に焦点を当て、これからのキャリアを同社で築こうと考えている方々に向けて、何がアクセンチュアを特別な企業にしているのかを詳しく解説します。
目次
監修
荒木大介
株式会社ARK 代表取締役社長/プレジデント・シニアコンサルタント
1998年~ マカフィー株式会社
2002年~ ベリタスソフトウェア株式会社 (現シマンテック) : アカウントマネージャー
2004年~ インテル株式会社 : セールスマネージャー
2013年~ 株式会社ARK : 代表取締役
アクセンチュアは、ビジネス変革を支援する総合コンサルティング企業として、テクノロジーの最前線で革新を続けています。1962年の事務所開設以来、クライアントとの信頼を築き上げ、継続的な成長を遂げてきました。
今日では、グローバルな規模で戦略立案を行い、デジタル変革、オペレーション改善など、多岐にわたるサービスを提供しています。
アクセンチュアの基本情報は以下の通りです。
項目 | 情報 |
---|---|
企業名 | アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd) |
創業・設立日 | 創業 1962年(事務所開設)、設立 1995年12月 |
資本金 | 3億5千万円 |
従業員数 | 約23,500人(2024年3月1日時点) |
代表者 | 代表取締役社長:江川 昌史 |
代表取締役副社長:関戸 亮司 | |
売上 | 日本法人のみの売上げは非公開 |
本店所在地 | ダブリン |
参照:https://www.accenture.com/jp-ja/about/company/japan
アクセンチュアの成功の中心となっているのはそのコアバリューです。コアバリューは会社の文化を形成し、すべてのビジネス活動を通じて具体化されています。アクセンチュアは、具体的に以下のようなコアバリューを定めています。
● クライアント価値の創造
アクセンチュアは、クライアントのパフォーマンス向上を支援し、信頼されるパートナーとして共に課題を解決します。将来を見据えた解決策を提案し、クライアントの期待を超える価値を提供します。
● ワン・グローバル・ネットワーク
国境を超えた広範なネットワークを活用して、世界各地のクライアントに対して支援を提供しています。このグローバルな視点と協力が、多様な市場での成功を可能にしています。
● 個人の尊重
一人ひとりの多様性と個性を尊重し、それぞれが最大限の能力を発揮できる環境を提供しています。異なる背景を持つ従業員が互いに学び合い、成長することで、組織全体としての強さが生まれます。
● インテグリティ
誠実かつ責任ある行動を基本とし、企業としての信頼性を高めています。透明性を持って行動し、すべてのステークホルダーに対して正直であることを徹底しています。
● スチュワードシップ
長期的な視点を持ち、次世代のために持続可能な成長を目指しています。リーダーシップと責任を重んじ、社会全体の進化に貢献することを目標としています。
これらのコアバリューは、アクセンチュアが世界中のクライアントとの長期的な関係を築き、業界をリードする基礎となっているものです。各従業員は、コアバリューに基づいて行動し、企業の目標とビジョンの達成に貢献しています。
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 |
---|---|---|---|---|
2019.08 | 43,215 | 6,305 | 6,251 | 4,779 |
2020.08 | 44,327 | 6,513 | 6,774 | 5,107 |
2021.08 | 50,533 | 7,621 | 7,761 | 5,906 |
2022.08 | 61,594 | 9,367 | 9,196 | 6,988 |
2023.08 | 64,111 | 8,809 | 9,139 | 7,003 |
(単位: 百万米ドル)
参考:https://us.kabutan.jp/stocks/ACN/finance
このデータから、アクセンチュアの売上高は2019年から2023年にかけて着実に増加しており、特に2022年には前年比約20%の大幅な増加を記録していることが分かります。営業益、経常益、最終益も同様の傾向を示し、企業の収益性が高まっています。
この業績の向上は、アクセンチュアが提供するデジタル化支援サービスと、企業がテクノロジー投資を積極的に行う傾向にあることによって支えられています。特にクラウドサービス、AI、サイバーセキュリティへの需要が高まっています。これらの分野でアクセンチュアが持つ強みが顧客からの信頼につながり、売上増加に寄与しています。
今後も、デジタルトランスフォーメーションの波はさらに企業運営の各層に浸透していくことが予想されるため、アクセンチュアの業績は堅調に推移すると見てよいでしょう。
アクセンチュアでは、職位と年齢層に応じた平均年収が設定されており、それぞれの段階でのキャリアアップが給与に反映される形になっています。以下の表は、それぞれの職位における年齢層別の年収範囲を示しており、社員の成長とともに給与もステップアップすることが分かります。
職位 | 年齢層 | 年収範囲 |
---|---|---|
アナリスト | 新卒〜20代中盤 | 400万円〜500万円 |
コンサルタント | 20代中盤〜 | 500万円〜700万円 |
アソシエイトマネージャー | 20代中盤〜30代前半 | 700万円〜900万円 |
マネージャー | 20代後半〜30代前半 | 900万円〜1,500万円 |
シニアマネージャー | 30代前半〜30代後半 | 1,500万円〜2,300万円 |
プリンシパルアソシエイトディレクター | 30代後半 | 1,600万円〜2,500万円 |
マネジングディレクター | 30代後半 | 2,500万円〜10,000万円 |
アクセンチュアの福利厚生は、従業員の生活の質を向上させ、ワークライフバランスを支援するために設計されています。主な福利厚生には以下のようなものがあります。
● 確定拠出年金制度
● 従業員株式購入プラン
● 長期収入所得補償
● 法人会員及び契約施設・ホテル等の割引特典
● ポイント・割引サービス
● 健康サポート
● フレックス制度、在宅勤務制度
● 短日短時間勤務制度、年次有給休暇、リフレッシュ休暇
● その他ライフステージに合わせたサポート
上記の福利厚生からもわかるように、アクセンチュアでは、従業員一人ひとりの生活の質を重視し、持続可能なキャリアのサポートに注力しています。
アクセンチュアは、グローバル市場でのビジネス変革と技術革新をリードするために多様なサービスを提供しています。その事業内容は主に以下の5つの領域に分かれており、各分野で専門的なアプローチとソリューションを提供しています。
● ストラテジー&コンサルティング
企業の戦略立案から実行に至るまでを全面的にサポートし、市場や技術の変化に迅速に対応するための変革を推進します。このサービスにより、顧客企業の持続可能な成長と競争力向上を目指します。
● アクセンチュアソング(旧インタラクティブ)
経済、社会、文化といった外的要因を考慮に入れた戦略策定を支援し、顧客企業が市場での影響力を高めるための独創的な体験を創出します。この分野では、ブランド戦略やマーケティング、広告に特化しています。
● テクノロジー
クラウド移行、プラットフォームの最適化、アプライド・インテリジェンスを通じたデータの活用、セキュリティ対策など、ITコンサルティングからテクノロジー実装に至るまで、幅広いニーズに対応します。この領域では、テクノロジーの急速な進化に対応するための革新的なソリューションを提供しています。
● オペレーションズ
企業や公的機関の日常業務を効率化し、自動化・高度化を図るサービスを提供しています。プロセスの最適化からコスト削減まで、クライアントのオペレーションを全面的にサポートし、スムーズな運営体制を保証します。
● インダストリーX
製造業をはじめとする各業界のデジタル変革を推進し、新しいビジネスモデルやサービスの開発を促進します。産業の未来を形作るための革新的なアプローチを提供し、企業が新しい価値を生み出す手助けとなります。
これらの事業領域を通じて、アクセンチュアはクライアント企業が市場で成功を収めるための強力なサポートを提供しており、業界をリードする技術力と革新的な戦略で知られています。各分野の専門性と統合的なアプローチが、アクセンチュアの事業の強みとなっています。
アクセンチュアは、総合コンサルティング企業としての位置づけを超え、デジタルトランスフォーメーション(DX)の先駆者として業界をリードしています。圧倒的な規模とデジタル領域における専門知識を活用し、グローバルなマーケットでの成功を収めています。
アクセンチュアの最大の強みの一つは、デジタル領域における深い専門知識と広範な人材基盤です。大量採用を通じて確保した多様なスキルを持つ人材が在籍しているため、戦略立案だけでなくシステム開発も社内で一貫して行うことが可能です。
特に、デジタル変革(DX)領域においては、その高いプレゼンスと実績が顧客から高く評価されています。クラウド、ビッグデータ、人工知能(AI)などの最先端技術を駆使し、企業のデジタル化を戦略的に支援することで、クライアントのビジネスモデルを革新し、新たな市場機会を創出しています。
アクセンチュアのもう一つの大きな強みは、その圧倒的な規模です。世界49カ国、200都市以上に拠点を持ち、世界中のさまざまな業界と市場に深く根差したネットワークを展開しています。この広範な地理的カバレッジは、多国籍企業やグローバルプロジェクトのニーズに対応する際に、顕著なアドバンテージを提供します。
また、アクセンチュアは世界最大級のコンサルティングファームとして、戦略立案、実行支援、アウトソーシングサービスをはじめとする多岐にわたるサービスを提供できる能力を持っています。この幅広いサービスポートフォリオにより、顧客企業のあらゆる課題を包括的に解決することが可能です。これらの環境を活かし、大規模なプロジェクトにおいても高い競争力を誇っています。
参照: 求める人材像 l 採用情報 l アクセンチュア
アクセンチュアは、先進的なビジネスソリューションを提供し続けるために、特定の能力と特性を持った人材を求めています。公式に発表されている「未来のアクセンチュアに必要なDNA」という文言には、アクセンチュアがどのような人物像を求めているのかが詳細に記述されています。
アクセンチュアが求めるのは、単に技術的なスキルを持っているだけでなく、組織全体の進化に貢献できる革新的な思考者です。求められる特性は以下の通りです。
● 目標達成に向けての決断力
アクセンチュアで成功するためには、高い目標を設定し、それに向かって妥協せずに努力を重ねることが求められます。顧客が期待する成果を実現するためには、明確なビジョンと目標に向かって進む決断力が必要です。
● 協調性と信頼構築
効果的なチームワークとは、互いに支え合い、共に成長することから生まれます。アクセンチュアでは、多様な意見を尊重し、顧客や同僚との信頼関係を築く能力が非常に重要です。
● 創造的な思考と影響力
新しいアイデアやソリューションを提案し、それを実現するためには、既存の枠組みにとらわれない柔軟な思考が求められます。周囲を説得し、プロジェクトを前に進めるための影響力も必要です。
アクセンチュアは、これらの特性を持つ人材を通じて、技術革新の限界を押し広げ、クライアントに対して最適な解決策を提供することを目指しています。また、困難な状況下でもリーダーシップを発揮し、楽しむことができる情熱と、常に誠実さを失わないプロフェッショナリズムを持つ人物が理想とされています。
アクセンチュアでは、多岐にわたるビジネスニーズに対応するため、様々な専門職を中途採用で募集しています。それぞれの職種に求められる業務内容は具体的かつ専門的であり、会社の戦略と顧客の成功に直接貢献する重要な役割を担っています。
以下、主に募集している9つの職種とその業務内容を簡潔に解説します。
● 戦略・経営コンサルタント
企業の経営層と密接に協力し、戦略立案からその実行までをサポートします。顧客のビジネスモデルや市場環境を分析し、実現可能な変革と成果創出のための具体的な計画を提案します。
● BPOアウトソーシング
経理、人事、調達、マーケティングなどの業務プロセスを顧客から引き受け、これらを効率化・最適化します。データ分析を活用して業務改善提案を行い、顧客の運営効率を向上させます。
● ITコンサルタント
顧客の情報技術に関連する問題解決を専門とし、システム導入から運用、改善までをトータルにサポートします。技術的な課題に対する戦略的な提案も行います。
● エンジニア
ソフトウェア開発、システムインテグレーション、ネットワーク構築など、技術的な問題解決を行います。プロジェクトごとに最適な技術選定と実装を行い、顧客のIT環境を最先端に保ちます。
● AI・アナリティクス
大量のデータを解析し、それに基づく戦略を策定します。これにより、顧客が新しい市場機会を掴むための支援を行い、データドリブンな意思決定を促進します。
● マーケティング
デジタルマーケティング戦略の立案および実行を担い、効果的なコミュニケーション戦略を通じてブランド価値を高めます。顧客エンゲージメントの最大化を目指し、様々なデジタルツールを駆使して実行します。
● クリエイティブ/デザイン
顧客の要求に応じたユニークなデザインソリューションを提供します。UI/UXデザイン、ビジュアルデザインのスキルを活用して、ユーザーエクスペリエンスを向上させるとともに、新規ビジネスのコンセプト設計を行います。
● コーポレート部門
人事、経理、法務、調達などの内部業務を支える重要な役割を果たします。組織の効率化とコンプライアンスの確保を目指し、日々の業務をスムーズに運営します。
● セールス(営業)
顧客のニーズに合わせたソリューションを提案し、契約締結を目指します。市場のトレンドを把握し、顧客との関係を深めながら、アクセンチュアのサービスを適切にマッチングします。
これらの職種はアクセンチュアの多角的なサービス提供体制の基盤となっており、それぞれが専門知識とスキルを活かし、顧客に対して最大の価値を提供することが求められています。
本記事では、アクセンチュアの主要な強みと求める人物像について解説しました。
アクセンチュアが市場で活躍する理由は、テクノロジーに関するコンサルティング力に強みを持っていることや、革新を推進するための独自の人材採用戦略にあります。これらの要素が、アクセンチュアをコンサルティング業界全体の中でも特に魅力的な企業にしていると言えるでしょう。
アクセンチュアでのキャリアを検討している方々や、実際に面接を控えている方にとって、この企業がどのような人材を求めているかを理解することは非常に重要です。アクセンチュアがどのように独自の地位を確立しているか、そして個々のキャリア目標にどのようにマッチする可能性があるかを理解することに加え、アクセンチュアでの業務に必要なスキルセットや心構えを知ることが選考に通る上での鍵となります。
デロイトトーマツの福利厚生は?業務内容や年収、働き方を解説
2024.11.21
デロイトトーマツへ転職するには?転職難易度や選考プロセスについて解説
2024.11.18
デロイトトーマツの評判は?年収や転職難易度について解説
2024.11.14